現代人の必須アイテムになるまで

●クレジットカード誕生のきっかけ

今や生活必需品とも言えるクレジットカードですが、その歴史は意外に浅く、50年程度なのです。

世界初のクレジットカードは1950年に、ダイナースクラブカードによりアメリカで発行されました。当時のアメリカでは小切手による決済が多用されており、それが進化してできあがったのがクレジットカードだと言われています。

その後、1958年にアメリカン・エキスプレス・インターナショナルがアメリカンエクスプレスカードを、少し遅れてバンク・オブ・アメリカがVISAカードの前身となるバンカメリカードを設立しました。

しかし、アメリカ社会に急速に普及したのは1964年からで、きっかけはアメリカの各航空会社が汎用カードの受け入れを開始したことでした。そしてその後の1966年に、マスターカードの前身となるマスターチャージが設立され、これで5つの国際ブランドのうち4つがアメリカで出そろいました。残る1つのJCBが日本で誕生するのは、翌年の1967年のことです。

●日本での歩み

日本では、世界初のクレジットカード誕生から約10年後の1960年に、富士銀行(現 みずほ銀行)と日本交通公社(現 JTB)との合弁で日本ダイナースクラブ(現 シティコープダイナースクラブジャパン)が設立されました。これが日本初のクレジットカード会社です。 また同年に、デパートでお馴染みの丸井が日本初のクレジットカードを発行しました。現在の「分割払い」にあたる、毎月一定額を分割で支払う「月賦販売」と呼ばれる支払い方法を「クレジット」と称したのはこれが初めてです。

翌年の1961年に、三和銀行(現 三菱東京UFJ銀行)と日本信販が日本クレジットビューロー(現 JCB)を設立します。その後1967年に、JCBがアメリカン・エキスプレス・インターナショナルと提携し、日本初の国際ブランドのクレジットカードを発行します。

このように、日本では1969年にまでに、ダイナースクラブの影響を受けて、銀行系カード会社が相次ぎ設立されましたが、クレジットカードの入会条件には「企業の管理職以上に限る」といった項目があり、カードを持つことは特定の階層の人たちの特権だったので、一般にはまだまだ馴染みのないものでした。

一般に普及したのは1980年代に入ってからで、海外旅行ブームがそのきっかけでした。このブームに伴い、カードの利用範囲がぐっと広がり、入会条件も緩和され、クレジットカードは多くの人に認識されるようになりました。特に女性を中心に、ショッピングでの利用が一般的になり、現在のように日常生活でも気軽に利用できるまでに進化していったのです。

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